昔は、支えと安らぎの源となる自己再生のコミュニティーのことをわざわざ考える必要などなかった。
放っておいても、家族と地域社会がその役割を果たしていた。しかし、未来の世界ではそれをあてにできなくなる。
そういうコミュニティーを意識的に見つけだしたり、作り出したりしなくてはならなくなるのだ。
ポッセ(信頼できる仲間)とビッグデータクアイディアクラウドはバーチャル空間でも機能するが、自己再生のコミュニティーは、バーチャル空間では成り立たない。
現実世界の人間関係である必要があるがそこで、自己再生のコミュニティーを築く上では、場所が重要な意味を持つ。
・公園
・公共施設
・美しいもの
・人と人との違いに寛容
・自由な雰囲気
活力の源となる人間関係を築き、維持するためには時間的余裕が欠かせない。
昔は仕事とプライベートを明確に区別することが妥当だったかもしれないが、最近は両者の境界線がぼやけ始めている。
私生活と仕事は相互に影響を及ぼしているのだ。
私生活は大きく、そして直接的に仕事に影響を及ぼしている。
したがって、私のコンサルティング(コーチング)でまず最初にすることは
VSP:VISION STRATEGY PROGRAM
個人のビジョンを導く
です。
その次に、組織のビジョンをみんなで考える
となります。
この投稿で紹介しました、Google アリストテレスプロジェクトにあるように、私生活のことでもチームの仲間と安心して共有できる状態が、生産性を高めます。
視点を変えれば、安心して話のできないチームの状態では組織のビジョンを共有したり、困難を乗り越えてビジョン達成することは難しいと考えます。
リンダ・グラットンは
仕事を選ぶ
としていますが、日本ではそうそう仕事は選べないので、Googleアリストテレスプロジェクトを目指して
自分が変わり
チームが変わる
こちらのほうが実現性があるのでは
ユニリーバの島田さんのことば、
人は変えられない
でも、人は一瞬で変わる
を思い出します
次回は、
いよいよ、リンダ・グラットンの言いたかったこと
お楽しみに。
ウィル株式会社
SE,エンジニアのマネジメント・コンサル
奥野 智洋