私自身が大塚商会のSE出身ということもあり、特にシステムエンジニア、技術者組織のリーダー・マネジャー、
経営者の方を中心としたコンサルティング・コーチングをやっております。
これまで50社以上において、組織力と業績が2倍になるという実績を上げてまいりました。
その秘訣はVSP(VISION STRATEGY PROGRAM)という標準プログラムです。
技術者の方によく見られる傾向として以下の3つが挙げられます。
・コミュニケーションが苦手
・チーワーク、一体感がない
・業績の関心が低い
こういった性格の人達には、個人や組織の良さを引き出すプログラムが効果的です。
上から押し付けるような指示の仕方は、SE個人やSEチームには向きません。
私も、SEマネージャーを担当していた頃はこの点でたいへん苦労しました。
当時は1990年前後ITの成長期で、仕事が次々と舞い込む忙しい日々でした。
今のような働き方改革などなく、ほとんどの社員が連日夜遅くまで仕事していました。
終わりの見えない業務量の多さから、モチベーションの下がってしまった複数の社員が退職し、
その分さらに負担が増加する、という悪循環に陥っていました。
当時P・ドラッカーの本を読みながら課のマネジメントをしていましたが、目の前の仕事以外は見えていませんでした。
社員と会話をするといっても、今日明日の直近の業務や、その月の業績の話ばかりでした。
もしこの時にMTSフレームワークを知っていたら、きっと社員とのコミュニケーションの場を設けていたでしょう。
「みんな将来(2~3年後)どんな組織にしたい? どんなSEになりたい?」
たった一言そう聞けていたら、目先の業務の話ばかりだったそれまでとはコミュニケーションも変わり、
避けられた問題もたくさんあったと思います。
あの時マネジメントの基本を知り、コーチングスキルがあれば、どんなマネジメントができただろう。
膨大な業務から生まれた悪循環を止めるだけでなく、皆がもっと上手く変えることができただろう。そう思います。
MTSフレームワークをマネージャー経験の浅い時期、できればマネージャーになる前に知って実践してもらいたい。
そしてSEの仲間とわくわく楽しく仕事をして業績を上げてほしい。
そんな思いでこのMTSフレームワークを作りました。
お客様からは、「ビジョンを全社で共有することで一体感が出た」「業績が良くなった」
「会社の雰囲気が変わってきた」と評価を頂いています。
MTSフレームワークは、マネジメント、コーチング、SE、MTS標準プログラムを持つ
No.1エンジニアコーチングと自負しております。
私のビジョンは、「エンジニアが自分のビジョンをもって人生を送れるようになること」
そして「会社や組織の枠を超えたエンジニアのコミュニティーを作ること」です。
現在、ITは社会の基盤となりました。そしてこれからもそうあり続けるでしょう。
そんな社会だからこそ、エンジニアの皆さんが21世紀にふさわしい日本の価値観を作ってほしいと考えています。