チェンジ・リーダーの条件 P・F・ドラッカー
( )はウィル株式会社 奥野智洋の私見
今回は、はじめにより
ドラッカー曰く。マネジメントについての新しい定義、すなわち「知識を行動に具体化することに責任を持つ者」
マネジメントをリーダーと見ている。
(我々SEや技術者は専門知識をベースに仕事をする。従って、上司といえど個々の仕事内容を指示することはできない。我々は、SE、技術者であることはすなわち、その専門知識を行動に具体化することに責任を持っている。マネジメントをみずからの仕事に適用することを自ら選んだのである。
だから、私が、初めてドラッカーの本を読んだ時、これが必要だった。と感じたのである)
Part 1 マネジメントとは何か
1章 マネジメントは理解されていない
ひとつは、マネジメントとは、トップマネジメントであるとの答え。この場合マネジメントはボスと同義である。
もう一つは、人の仕事をマネジメントする者であり、他の人間に仕事をさせることを持って自分の仕事とする者である。
しかし、これらの答えでは、誰がマネジメントであるかをいうに過ぎない
マネジメントとは何か、何をするものかについては答えていない。
この問いに対する答えはマネジメントの役割を分析することによって初めて見られる。なぜならマネージメントは機関だからである。機関は役割によってのみ説明され明らかにされる。
(上記の二つのマネジメントに対する考え方は20世紀初めのフレデリックテイラーの科学的管理法の時代のものである。対象は肉体労働者の仕事についてである。我々は専門知識を持って仕事に従事する従って我々には適さない考え方である
繰り返しですが、ドラッカーのマネジメントはリーダーシップを含んでいます)
次回は、「一般教養としてのマネジメント」です。
できるだけ簡潔に、紹介していきたいと思います
次回もお付き合いください)