SE,技術者へマネジメントへの道 1

SE,技術者の皆様へ

特にリーダー、マネージャーで、マネジメントの本を読んでみたい。

「ドラッカー」はよく聞くけど、どの本がいいか迷っている。

と思われている方へ。

マネジメントについてお話したいので、このコーナーを始めます。
マネジメントといえば、ピーター・ドラッカーですよね。
そのドラッカーをメインに、SEや技術者の皆さんに興味のある
ストーリーにしたいと思います。

Why なぜ始めたいのか

①SE、技術者にマネジメントスキルが加われば充実した人生が遅れます。

②SE、技術者の組織や会社はSE、技術者の知識やスキル、ノウハウが事業の根幹です。であるなら、SE、技術者自身がマネジメントを行うことが望ましい姿です。

③上記①をコーチング視点で言い換えた内容ですが、マネジメントは自分自身にも有効です。自分の人生を自分でマネジメントしてほしい。

★中島みゆきさんの宙船ですと、「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ。お前が消えて喜ぶものに、お前のオールをまかせるな」

★私が30代のころ、はじめてドラッカーを知った時、「SEにマネジメントが手に入れば、無敵」そう直感しました。

 

ドラッカーとえいば名著「マネジメント上下」がありますが、それは分厚いので違う視点で選んでいます。

2000年前後に THE ESSENTIAL DRUCKER というシリーズがあります。これは、現在のSE、技術者が

読める内容です。これをベースにご案内します。

まずは、これ

プロフェッショナルの条件

SE,技術者にマネジメントスキルが加われば無益

まず、ドラッカーのいうマネジメントとは何か。

マネジメントの定義はひとつしかありえない。それは、人をして何かを生み出させることである。今後、組織の競争力はこの一点にかかっている。

・・・つまるところ、成果を生み出すために、既存の知識をいかに有効に適用するかを知るための知識がマネジメントである。

マネジメントの変遷

第二次世界大戦中とその直後。「部下の仕事に責任を持つもの」つまりボス。

1950年代のはじめ、他の人間の働きに責任を持つ者」

今日。「知識の適用と、知識の働きに責任を持つ者」

となった。

ドラッカーは、マネジメントと平行して知識について述べます。

何が産業革命をもたらしたのか

1750年から1900年までの150年間に、資本主義と技術革新は新しい世界文明をもたらした。

第一段階の知識は100年間にわたって、道具、工程、製品に適用された。その結果産業革命が生まれた。

第二の段階は、1880年〜第二次世界大戦1945年まで。知識は仕事に適用された。その結果生産性革命がもたらされた。ここでいう仕事は肉体労働のことをさします。フレデリック・テーラーの科学的管理法により肉体労働は飛躍的な生産性向上をもたらした。現在の先進国における肉体労働者の就労人口比率をみれば明らかです。

第三段階。第二次世界大戦後、知識は知識そのものに適用されるようになった。それがマネジメント革命である。

ドラッカーは、最も偉大な経営者として4,000年前にピラミッドを構想し、設計し、建設した人であると言っています。

マネジメントは4,000年前から存在していたことがわかります。

しかし、マネジメントがひとつの仕事であると認識されたのは第二次世界大戦後です。

今や知識とされるものは、それが知識であることを行為によって証明しなければならない。つまり成果に焦点が当たっている。

🔴 ここまでで感じてもらえたでしょうか。

マネジメント、技術、知識。

マネジメントは、我々SE、技術者がなすべきものなのです。特に、知識に焦点があたる21世紀は。

ドラッカーは、我々技術者に語りかけている。私は、そう思います。

 

技術者だから、マネジメントなんてしなくていい。

ではなく、真逆。

マネジメントはSE,技術者のためのものなのです。

そう思いませんか。

思ってみてください。

それから、ドラッカーにはいりましょう。

だから、SE、技術者がマネジメントをマスターすれば、自分と自分のチームのメンバーの人生を幸せにするのです。

そして、それは新しい社会の創造につながるのです。

つづく

 

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