繁栄から閉め出される未来 漫然と迎える未来の暗い現実③ 2025年ワーク・シフト WORKSHIFT

今回も暗い未来を見ます

3回前までで未来を形づくる5つの要因と32の項目が出揃いました。

それらをベースに2025年、漫然と迎える未来の暗い現実を3つ
著者リンダ・グラットン挙げています

今回はその3つ目

繁栄から閉め出される未来
新しい貧困層が生まれる

著者リンダ・グラットンは、この「新しい貧困層が生まれる」は自信をもって記載しているように思います。

著者リンダ・グラットン曰く

豊かさの新しい決定要因

これまでは、先進国に生まれるかどうかが重要だったが2025年では

1.どこで生まれたか

2.才能とやる気

3.人脈

が経済的運命の決定要因となる。としています。

→私見ですが、今の日本の就活生。

会社の選択理由。「つまりこれから仕事をする選択理由」のトップクラスに

「休みが多いこと」

だそうです。

著者リンダ・グラットンのあげた2.を考えるとどうでしょうか。やる気はあるのでしょうか。数年のうちにアジアのやる気みなぎる人たちと競争になるのに。伍してやっていけるのでしょうか。

著者リンダ・グラットンの2025年は

1.「勝者総取り」社会で広がる格差

→私見ですが、アメリカの社会はまさに今、そうなっていると思います。TEDをみてそう思いました。日本もそんなに変わらないでしょうか。

2.(格差が広がれば)劣等感と恥の意識が強まる

3.ナルシシズムと自己アピールの時代

以上3つを挙げています。

さて、繁栄から締め出される未来を生む要因

1.バブルの形成と崩壊・・・グローバル化の要因

2.テクノロジーによる雇用の喪失・・・テクノロジーの要因

3.新興国の台頭・・・グローバル化の要因

4.新しいグローバルな貧困層の出現

アメリカの中の貧困層、ある都市における貧困層の出現。現在のように大きなくくりではない。

5.ベビーブーム世代の貧しい老後・・・人口構成の要因

要は、年金はあてにならないし、年金だけだと貧困層になる

6.環境上の惨事による打撃・・・エネルギー・環境問題の要因

著者リンダ・グラットンは以上6つを挙げています

いずれも、2025年をまたずしてそのとおり。という感じです。

では、暗い未来を抜け出すみちはあるのか。

ということで、次回からは「主体的に築く未来」の明るい日々

にテーマがかわります。

そのまえに、

前回同様、日本においては

あといくつか、検討すべき事があるように思います

著者リンダ・グラットンがあげた経済的な貧困に加えて

精神的な貧困があるように思います

以下 https://blogs.yahoo.co.jp/kyotonara7/5565203.html より引用

マザーは、1981年に来日した際に、
「日本に来てその繁栄ぶりに驚きました。日本人は物質的に本当に豊かな国です。
しかし、町を歩いて気がついたのは、日本の多くの人は弱い人、貧しい人に無関心です。
物質的に貧しい人は他の貧しい人を助けます。精神的には大変豊かな人たちです。
物質的に豊かな多くの人は他人に無関心です。精神的に貧しい人たちです。
愛の反対は憎しみとおもうかもしれませんが、実は無関心なのです。
憎む対象にすらならない無関心なのです。」
という言葉を残されたそうです。
以上 https://blogs.yahoo.co.jp/kyotonara7/5565203.html より引用

1981年から37年か経ち、さらに経済的繁栄と精神的貧困は加速したのではないでしょうか。

個人的に、日本には

第四のシフト、精神的シフト

が必要ではないかと思います

次回からは「主体的に築く未来」の明るい日々」です

次回もお楽しみに

ウィル株式会社

代表取締役 奥野智洋

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