漫然と迎える未来の暗い現実② 2025年ワーク・シフト WORKSHIFT

今回から未来を見ます

前々回までで未来を形づくる5つの要因と32の項目が出揃いました。

それらをベースに2025年、漫然と迎える未来の暗い現実を3つ
著者リンダ・グラットン挙げています

今回はその2つ目

 

孤独にさいなまれる未来
人とのつながりが断ち切られる

想像に固くない未来ですよね

と言うか、すでに起こっている現実(ドラッカー的には)ですよね

隣同士でもスマホやPCでやり取りをして、話をしない

先輩、後輩のつながりが薄れていく

硬い言い方ですと

技術伝承ができない

OJTの効果が出ない

事故につながるという場合もあります。気軽に声を掛け合わないので「なんとなく」や「嫌な感じ」が伝えられないのでしょう

そして、孤独を感じるので

SNSでお友達

でも、それはさらに孤独をさそう悪循環のようにも思えます

さて著者リンダ・グラットンのいう孤独とは

同僚との気軽な関係の消滅

→ITを始めとするテクノロジーの進化で、実際に会わなくても仕事ができる

→会話をかわさなくても、仕事がすすむ

家族との関わりの希薄化

→核家族化が進む

→さらには、家族が海外で生活して会えない

次に、著者リンダ・グラットンは孤独にさいなまれる未来を生む要因として

都市化の進行・・・グローバル化の要因

移住の増加・・・人口構成の要因

エネルギー価格の上昇・・・エネルギー、環境問題の要因

家族のあり方の変化・・・社会の変化の要因

大企業や政府に対する不信感・・・社会の変化の要因

幸福感の減退・・・社会の変化の要因

余暇時間の増加・・・社会の変化の要因

と多くの要因がからみあっていると言っています

なかなか、この未来は現実となる可能性が高そうです

ではどうすれば孤独の罠に陥らずにすむのか
著者リンダ・グラットンは

3つのタイプの人的ネットワークを築いていく

と言っています

1.同じ志を持つ仲間

2.多様性にとんだネットワーク

3.自己再生のコミュニティー

です。

著者リンダ・グラットンは3つのシフトを提唱します

第一のシフト 専門技能の連続的習熟

第二のシフト 自己再生コミュニティーを築く

第三のシフト モノの消費から脱却して「情熱的に何かを生み出す人生に転換する」

なるほど。納得なのですが、日本にはなにか足りないようにおもいます

皆さんはいかがでしょうか

著者リンダ・グラットンはイギリス人

この本のベースになった働き方コンソーシアムにはっきり記載されている日本企業は1社だけ

それは2010年の話

日本は2018年現在、森友問題で働き方改革が先送りされる社会

個人的に、日本には

第四のシフト、教育の21世紀化

が必要ではないかと思います

 

次回も「漫然と迎える未来、貧困」です

次回もお楽しみに

ウィル株式会社

代表取締役 奥野智洋

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