リーダーの成長曲線 SE,技術リーダーシップへの道 6

G/M/ワインバーグ 技術リーダーシップの人間学

今日は、第1部 第4章 リーダーはどう育つか です。()は私見です。

リーダーはどう育つか SE,技術リーダーシップへの道 6

リーダーとは、変化の指導者である。その変化は、ほかの人の変化だったり、作業グループの変化だったり、組織の変化だったりする。だがリーダーは何よりもまず、自身の変化の指導者なのである。

(このつづきで、ワインバーグは彼自身の成長の軌跡をのべている。ということで、ワインバーグではなく、私の軌跡に置き換えます。

リーダーの成長点 SE,技術リーダーシップへの道 6

 

 

 

 

 

1.一つ目の点は、初めてリーダーのポジションについた時です。当時4〜5名のメンバーのSEリーダーを務めた。入社5年目でした。それまで自分の仕事で精一杯でした。

2.二つ目の点は、SE代表マネージャーになったとき。約50名のSEメンバーの管理職でした。

3.三つ目の点は、SE職から離れシステムコンサルになったとき。社内でも数名しかいないSEコンサルタントになりました。

4.4つ目の点は、システムコンサルから経営コンサルタントへ。お客様の経営課題に一生懸命取り組みました。

今回は、それぞれの点で何をしたか。ではなく、点から点にどんな、成長の軌跡(苦労の軌跡)があったか。です。

リーダーの成長線 SE,技術リーダーシップへの道 6

 

 

 

 

 

一般的には、このような直線的な成長をイメージされると思います。

しかし、違うのです。

 

リーダーの成長曲線 SE,技術リーダーシップへの道 6

実際はこのような、上下を繰り返します。

大変だったのは、点の位置より一旦下がるのです。モチベーションが下がり、仕事に対する自己評価も下がりました。

私の場合は、新しい点にたどり着くと直に下降がはじまりました。それを乗り越えると上昇カーブがはじまり、次の点になるときは精神的には当然のこととしてうけとりました。だから、次の点にたどり着いた時下降がはじまったのかもしれません。

ワインバーグ氏の場合も、一旦下降するのですが、次の点にたどり着く直前に凹むのが特徴です。

 

さて、今回お伝えしたいことは2つです。

ひとつ目。上記のように私とワインバーグ氏では、上下を繰り返すのは同じですがその凹むタイミングはことなります。皆さん自身はいかがですか、自分の成長曲線の特徴を把握して下さい。

二つ目。メタサイクル。つまり現在の点にとどまらず、その先の点を見ること。です。次の点から現在を自分を見る、ということができれば思考が変わります。見るポジションチェンジが違うからです。これは、NLP的にはディソシエイトです。時間と視点の位置を変えて今の自分を見る。というスキルです。私の場合、最初にリーダーになった時、次の点の視点から見ることをすれば、自分自身を冷静に見ることが出来て判断もかわったことでしょう。さらに言えば、次の次の点を意識するとさらに変わるはずです。

当時はこの二つ目の考え方を知りませんでした。SEリーダー、SEマネージャーの時にこのスキルがあればどんなに毎日が変わったか。そう思います。だから皆さんにお話しました。

是非、やってみて下さい。)

補足:大塚商会時代にこれとそっくりの「モチベーション曲線」というヒューマン研修を受講しました。今振り返って、びっくりしたことがあります。ワインバーグ氏はこの成長曲線を、バージニア・サティア氏から学んだそうです。そう彼女はNLPの創設者の一人と言われています。

つまり、そのころからNLPの考え方に親しんでいたということになります。「モチベーション曲線」を学んだことに感謝します。

 

今日は、ここでおわります。

次回は、自分はリーダー向きか。

です。お楽しみに。

 

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