「なんだ、今日はワインがいいのか。こんな昼間からワインのアピールとは、何かあったのかな?」
「あては、ハンバーグか。じゃ赤だな」
忘れもしないこの声がけ。
もう25年も前。
当時SEマネージャーになりたてで必死に毎日仕事をしていた。
その時、なんとか課の業績を上げるマネジメントがしたい。システムの品質を上げたい。上流工程つまりシステムコンサルが出来ないだろうか。と模索していた。
P・F・ドラッカーにつづいて、G・M・ワインバーグの本を見つけて読んでいた。
本を机の上においたのだが、書類に埋もれて上の写真のところだけが見えていた。
「ワインとバーグ」、じゃないんです。
実際はこの本なのです。
あれから25年。
本質を語るものは、25年たったいまでも有効です。
いくつか、G・M・ワインバーグ氏の内容をお話したいと思います。
まずは、こちら
日本語のタイトルは、「スーパーエンジニアへの道」となっていますが、原題は「Becoming a Technical Leader-An Organic Problem-Solving Approach By G.M.Winberg」です。
日本語のサブタイトル「技術リーダーシップへの人間学」とあります。こちらの方が、本の内容からしてもタイトルにふさわしいと思います。
技術リーダーシップを実践するためには、
技術的能力とリーダーシップ技能の組み合わせ
という内容です。
では、人間力とはなんでしょうか。
という具体的な内容が本にかかれています。
内容が25年前であるということと、書かれている環境がアメリカというところを私の方でアレンジしてこれから何度かに分けてお話します。
まずは、まえがきのつかみを紹介します。
「成功したシステムと不成功に終わったシステムを比べてみて、じきにわれわれは成功のほとんどすべてが少数の傑出した技術者の働きに依存している、ということに気づいた」
「彼らを区別していたのは、技術的能力とリーダーシップ技能の組み合わせであった」
「彼らは、技術革新能力が高く、アイデアを効果的に働かせるに十分な動機づけ、及び組織化の技能をもっていた」
「IMO。Idea,Motivation,Organization」
Motivation,Organization のところですが、G・M・ワインバーグは参考にした人がいます。
バージニア・サティア
つまり、NLPを創る上でかかせない一人です。
ということで、モチベーションと組織化(つまり組織活性化、組織一体感)はNLPの考え方がベースにあります。
ウィル e・ラーニングJapanがNLPの考え方を採用している良さがここにあります。
つまり、SE、技術リーダーシップにNLPは有効なのです。
続きもお楽しみに。