企業の第二の機能 イノベーション (P.F.Drucker) SE,技術者へ マネジメントへの道16

チェンジ・リーダーの条件 P・F・ドラッカー

( )内は、ウィル株式会社 奥野 智洋の私見です。

日経新聞 私の履歴書より

日経新聞 私の履歴書より

 

PART2 マネジメントの課題

章 われわれの事業は何か

新しい経済価値を生み出す

M氏 「前回は、企業の目的の定義はひとつしかない。それは、顧客を創造すること」

「今回は顧客の効用=顧客にとっての価値」

つまり、企業の第二の機能 イノベーション。

(Tマネ「もう少し、身近な表現でお願いします。M氏がSEだったことその顧客が感じる価値とか効用とかいう表現はあったのですか」

M氏「勿論、YHYサポート十訓。というものがあった」

Tマネ「?。何ですかそれ」

M氏「Y=安い、H=早い、Y=(品質が)良い」

Tマネ「どこかで、聞いたこと有りますが。いまでいう、QCDですね」

M氏「そう」)

ドラッカーより
企業の第二の機能は、イノベーションである。
新しい経済的満足を生み出すことである。
イノベーションの結果もたらされるものは、値下げかもしれない。
新しいより良い製品や、新しい便利さや、新しい欲求である。

抗生物質は、昨日の医者が肺炎と闘うために使っていた冷湿布よりも、はるかに高価である。
(だけど効果的であるため使われている)

(M氏「それで、Tマネのシステムの顧客が受け取る価値は何かな」

Tマネ「はい。そういうことでしたら、効率化とセキュリティの向上です」
M氏「そうか、なるほど。じゃ、顧客は、効率化とセキュリティが向上するとなにが良くなる。何が変わる」

Tマネ「?。わかりません。そんなこと考えたことないです」

M氏「そうか。ではこれからは顧客の求める価値、その半歩でも先の価値。顧客が期待する以上の価値を考えて仕事をすることにしよう」
「ところで、君は経済学部出身だったね」
Tマネ「はい、そうです」
M氏「効用曲線。勉強してないか、こういうの」」

Tマネ「Y=√x ですね。じゃなくて経済学で、ですか」
M氏「全然、授業出とらんな」

Tマネ「やはり、分かりますか。」
M氏「Y軸が効用、X軸が量。分かりやすい例でいえば、一杯目のビールはうまいが、2・3・・杯目となるにつれてその効用は下がる。効用は、正比例じゃないってこと」

Tマネ「なるほど」
M氏「これがわかるなら、顧客の効用、価値。も分かるはず」
M氏「もう、次いこう。次は

「われわれの事業は何か」だ。
これは経営者の範疇だが、知っておいて損は無い。

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次回もできるだけ簡潔に、紹介していきたいと思います

次回もお付き合いください)

 

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