これが分かればマネージャーとして一人前 マネジメントの役割 (P.F.Drucker) SE,技術者へ マネジメントへの道14

チェンジ・リーダーの条件 P・F・ドラッカー

( )内は、ウィル株式会社 奥野 智洋の私見です。

 

PART2 マネジメントの課題

Role of management 目標の設定 

第1章 マネジメントの役割
( Tマネージャー・・・サポート部門の責任者。マネージャーに着任して1年、SE10名のマネジメントを試行錯誤している

  M氏・・・Tマネージャーのメンター

Tマネ「マネジメントする。をしっかり理解したいと思います」

M氏「(次のPART2 第1章を読めばいい。たった4ページだがそれがマネジメントの役割だ)」

Tマネ「第一に、組織に特有の使命すなわち目的をはたすこと」
「企業の場合、それは経済的な成果を上げることを意味する」
「経済的な成果を生むことができなければ失格である」
「さらに企業のマネジメントは、自らに託された経営資源(SEにおいては人的資源)の生産力を向上させなければならない」

M氏「前回、君がぼやいていた予算だね。これは企業における第一の役割だから」

Tマネ「第二に、マネジメントは仕事を生産的なものにし、働く人たちを生かす役割がある」
「人的資源の生産性をあげることによってである」

M氏「君が受けた、新任マネージャー研修のとおり」

Tマネ「じゃ、私は新任マネージャー研修できちんと教わっていながら、できていなかった。ということですね」

M氏「良く気づいた。がっかりしなくて良い。教わったからといって直にできるものではない。君は気づいた、ここから変えれば良い」

Tマネ「分かりました。続けます。第三に、社会の抱える問題に貢献するという役割がある」

(M氏「企業の場合、社会というより顧客といった方が実感がある」

今の1、2、3を2、3、1と並べ替えて上の図にした。
チームのメンバーのやる気と能力が上がり
→それによって、顧客の評価、満足が上がる
→それらの結果として経済的な、つまり予算が達成する

3方良し(近江商人)

Tマネ「じゃ、まずわれわれが腕を上げればいいのですか」

M氏「次の章を読んでから、具体策を考えよう」

 

次回は、「われわれの事業は何か」です。

できるだけ簡潔に、紹介していきたいと思います

次回もお付き合いください)

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