優れたコミュニケーションの原則 SE,技術者へマネジメントへの道 11

プロフェッショナルの条件 P・ドラッカー

( )はウィル、奥野智洋の私見

Par4  意思決定のための基礎知識

2章  優れたコミュニケーションとは何か

(今回のテーマは「コミュニケーション」です。ドラッカーがマネジメントの視点からコミュニケーションを述べています。私の方では、NLPの視点を加えます

優れたコミュニケーションとは。 ドラッカー

コミュニケーションの4つの原則。 ドラッカー

コミュニケーションの原則1。知覚。 ドラッカー
コミュニケーションを成立させるのは、コミュニケーションの受け手(知覚)である。

(NLP基本原則4. あなたが相手からうけとった反応があなたのコミュニケーションの成果である。

つまり、あなたがコミュニケーションをして、相手が思う反応をしてくれるか、してくれないかはあなたのコミュニケーションの成果である)

コミュニケーションの原則2。期待。 ドラッカー

我々は、知覚することを期待しているものだけを知覚する。

コミュニケーションの原則3。要求。 ドラッカー

コミュニケーションは常に、受け手に対し何かを要求する。

コミュニケーションの原則3。情報にあらず。 ドラッカー

コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。両者は依存関係にある。

「上から下へ」と「下から上へ」。 ドラッカー

コミュニケーションについてこれまで得られた知識や経験は、組織内のコミュニケーションについて、何を教えるか。

我々は、これまで「上から下」へ向かってコミュニケーションを試みてきた。

(その一方向では、不十分である。コミュニケーションを成立させるのは、①コミュニケーションの受け手である)

目標によるマネジメント。 ドラッカー

目標と自己規律によるマネジメントこそ、コミュニケーションの前提である。

目標と自己規律によるマネジメントにおいては、「自分はいかなる貢献をおこなうべきであるか」が明らかにされる。

目標によるマネジメントの第一の目的は、上司と部下の知覚の仕方の違いを明らかにすることにある。

コミュニケーションを成立させるには、経験の共有が不可欠だということである。

(「経験の共有が不可欠だ」という考え方は、NLPコミュニケーションの本質そのものです。経験のないものは知覚できません。経験を共有することでコミュニケーションが成立します、言葉ではなく、感情の一体感ができます)

 

(次回は、「仕事としてのリーダーシップ」です。

ドラッカーはマネジメントはリーダーシップを含んで語っています。

両者は別物ではありません。

次回もお付き合いください)

 

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