プロフェッショナルの条件 P・ドラッカー
( )はウィル、奥野智洋の私見
Par4 意思決定のための基礎知識
2章 優れたコミュニケーションとは何か
(今回のテーマは「コミュニケーション」です。ドラッカーがマネジメントの視点からコミュニケーションを述べています。私の方では、NLPの視点を加えます)
コミュニケーションを成立させるのは、コミュニケーションの受け手(知覚)である。
(NLP基本原則4. あなたが相手からうけとった反応があなたのコミュニケーションの成果である。
つまり、あなたがコミュニケーションをして、相手が思う反応をしてくれるか、してくれないかはあなたのコミュニケーションの成果である)
我々は、知覚することを期待しているものだけを知覚する。
コミュニケーションは常に、受け手に対し何かを要求する。
コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。両者は依存関係にある。
コミュニケーションについてこれまで得られた知識や経験は、組織内のコミュニケーションについて、何を教えるか。
我々は、これまで「上から下」へ向かってコミュニケーションを試みてきた。
(その一方向では、不十分である。コミュニケーションを成立させるのは、①コミュニケーションの受け手である)
目標と自己規律によるマネジメントこそ、コミュニケーションの前提である。
目標と自己規律によるマネジメントにおいては、「自分はいかなる貢献をおこなうべきであるか」が明らかにされる。
目標によるマネジメントの第一の目的は、上司と部下の知覚の仕方の違いを明らかにすることにある。
コミュニケーションを成立させるには、経験の共有が不可欠だということである。
(「経験の共有が不可欠だ」という考え方は、NLPコミュニケーションの本質そのものです。経験のないものは知覚できません。経験を共有することでコミュニケーションが成立します、言葉ではなく、感情の一体感ができます)
(次回は、「仕事としてのリーダーシップ」です。
ドラッカーはマネジメントはリーダーシップを含んで語っています。
両者は別物ではありません。
次回もお付き合いください)