もっとも重要なことに集中せよ SE,技術者へマネジメントへの道 9

プロフェッショナルの条件 P・ドラッカー

( )はウィル、奥野智洋の私見

Par3  自らをマネジメントする

4章  もっとも重要なことに集中せよ

(今回はPart3のまとめです。

1章 私を変えた7つの経験(成果を上げる人の共通点)

2章 生き生きと働くために

3章 時間を管理する

というプロセスからのまとめと言えます)

もっとも重要なことに集中せよ

 

the-way-of-se-management-08 時間を無駄にしているヒマはない

ドラッカー氏 曰く

成果を上げるための秘訣を一つだけあげるとすれば、それは集中である。

成果を上げる人は、もっとも重要なことからはじめ、しかも、一度に一つのことしかしない。

(私もこのとおりしました。もっとも重要なことを朝1番にはじめました。朝礼などをのぞいて)

自らの強みを生かそうとすれば、その強みを重要な機会に集中する必要を認識する。

the-way-of-se-management-08 非生産的なものの廃棄

古くなったものを整理する。

集中するための第一の原則は、もはや生産的でなくなった過去のものを捨てるべきである。

(現在、あなたがこれまでのリーダー、マネージャーより高い生産性をもとめられているのなら。通常そうだとおもいますが、これまでのリーダー、マネージャーのやり方、マネジメントを同じようにやったのでは、期待に応えられないということは明らかですよね。

・これまでの、マネジメントで廃棄すべきはなんでしょうか

・新たな取組はなんでしょうか)

the-way-of-se-management-08 劣後順位の決定

古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを協力に進める唯一の方法である。

the-way-of-se-management-08 必要なのは勇気

優先順位と劣後順位に関して重要なことは、勇気だ。

1.過去ではなく未来を選ぶ

2.問題ではなく機会に焦点をあてる

3.横並びではなく自らの方向性をもつ

4.無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を合わせる

the-way-of-se-management-08 時間と仕事のマスターになる

集中とは、「もっとも重要な事は何か」という観点から時間と仕事について、自ら意思決定する勇気のことである。

この集中こそ、時間と仕事のマスター(主人)となる唯一の方法である。

(SEの仕事のやり方は、受け身です。それは、みずから意思決定していないからです。その意思決定する基準が上記のドラッカーの考え方です。

とにかく、やってみて下さい。すぐには上手く行きませんが、トレーニングを重ねるうちに、上手くなります。

さらに、SEの人生の送り方も多くの場合受け身ではなりませんか。

個人の人生においても、同様の事がいえます。

NLPでは、将来へラポールをかける。

8フレームアウトカムで将来を見る。

ということをします。

ドラッカー氏のマネジメントは、このNLPの考え方も十分入っています。

これから、紹介していきます。

楽しみにしてください。

 

(次回は、意思決定のための基礎知識です。

意思決定にも基礎があるのです。だから、マネジメント、リーダーシップは学習できるものと言えます。

次回もお付き合いください)

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