プロフェッショナルの条件 P・ドラッカー
Par2 1章 生産性をいかに高めるか
( )はウィル株式会社、奥野智洋の私見
結論「生産性の向上は、より賢く働くことでしか達成できない」
しかしながら、経済学者や技術者(我々SE、技術者)はそう考えない。
経済学者は資本を主役とし、技術者は技術を主役とする。(高い技術力があれば・・・という考えがそれである)
(賢く働くとは)
「目的は何か」を問うことが重要・・・目的の定義
知識労働の生産性の向上をはかる場合にまず問うべきは、
「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれをおこなうか」である
(技術レベルが高い、新しいというのは目的ではない。実現すべきは何か。にこたえていない。さらに、なぜそれをおこなうか、について、SE,技術者が主体的にこたえる必要がある。
営業が仕事をとってきたから。は主体性がない。あなた自身がこたえていない。
そのような、状態を組織が作っていると言える。
なぜそれをおこなうか。をSE,技術者が主体的にこたえることができればその組織は、SE,技術者が仕事の起点である。
本来なら、これが自然ではないですか。)
最も効果的に知識労働者の生産性を向上させる方法は、仕事を定義し直すことである。
特に、行う必要のない仕事をやめることである。・・・目的への集中
(行う必要のない。を何の基準でみるか、もう少しあとでドラッカーは述べるのでお待ち下さい。ただ、ここまでの流れで、技術レベルではないことはお察し頂く通りです。
行う必要のないことを見つけて止める。そして仕事の流れを作り直す。これは私がシステムコンサル(業務改善コンサル)でおこなってきたメインです。その後システム導入となった。ドラッカーも次のように述べています)
知識労働は3種類ある
・仕事の成果は質
・仕事の成果は質と量
・仕事の成果は量
仕事のプロセスを分析する
知識労働の生産性を上げるには、目的の定義、目的への集中、仕事の分類という3つの他にもなすべきことがある。
生産性の向上は、作業を分解し、組み立て直すことによって実現できる。
(主体性の発揮。ウィルe・ラーニングJAPANの主張)
あらゆる知識労働に生産性と成果に対する責任を組み込む必要がある。
(つまり)
知識労働者については、働く人たちとのパートナーシップは唯一の方法であって、他の方法はまったく機能しない。
(我々、SE,技術者は一人ひとりがパートナーである。これが重要な認識です。一人ひとりに期待と責任がある。従って、営業が取ってくる仕事をする。という従属的な考えの組織は生産性を向上できない。そして、そこで働くSE,技術者の満足度も低い。悪循環である)
生産性向上に有効なあとふたつのこと
・生産性の向上には継続学習が不可欠
(従来の技術にしがみつく。新しい技術を採用すること、失敗を恐れるはこれと反対です)
・知識労働者(SE,技術者は)自らが教える時にもっともよく学ぶ
以上です。
次回は、なぜ成果があがらないのか。