前回の投稿で、7つのスイッチのうち4つを説明しました。
が、残りの3つは何ですか?
と問い合わせをうけました。
ということで、今回はその3つをご紹介します。
( )は私見です。
前回の4つは、
1.ミッション
VSPではビジョンとしています。VSPのビジョンは自分以外への価値提供をふくみますので共感します。
2.仕事の再定義=リフレイミング
これは、NLPそのものです。
VSPではニューロ・ロジカル・レベルのスキルでこれを行います。
3.トップダウン。ボトムアップ
VSPでは、プロジェクトを立ち上げます。
VSPは社員参画型経営革新プログラムです。
4.小さな成功を認め合う
小さな成果を大切にする。
一日1分以上のミーティングを行う。
このあたりも、日常PDCAでコミュニケーションを大切にする考えに通じるのかと
受け取りました。
の4つでした。
じつは、上記の1,2はひとつでした。
つまり前回お伝えしたのは、3つです。
ということで、残り4つをおつたえします。
残り1.会社の体幹 しなやかさ、柔軟さ
(上意下達が速やかに行われる)
会社の体幹づくり
と
強固でレジリエンス(しなやか、柔軟)なチーム創り
残り2.納得・動く
みんなのバイブル「スマイル・テッセイ」 (テッセイ:新幹線清掃会社)
信賞必罰徹底「あたたかさ、厳しさ、公平さ」
「思い出」創生委員会
未来をめざす制服
みんなが挑戦する試験制度
認め合う文化「エンジェルリポート」 (次の投稿で紹介します)
セイフティーコール運動など
各種ラリー・発表会 一流ホテルで開催
職名改変 整備係→技術サービス係
所名改変 クリーンセンター → サービスセンター
提案・提言尊重 「No! 言わない」
ノリ語、ノリません語 「みんなでノリGO! 大作戦」
「みんなのプロジェクト」本社主導 → 現場主導
(これですべてではありません。
・言葉を大切にしていること。NLPのLは言語です
・仲間と共有する場面をかず多く作っていること
の2つに着目して選びました)
残り3.「本気」 「共創」
(ここは、実は前回の2.仕事の再定義=リフレイミングにつながります)
仕事の再定義によって生まれた自由な発想
(我々は、ただお掃除をするだけではない。お掃除やサービスを通じて新幹線利用客にひとつでも多くの思いをご提供したい。という思いから自分達の仕事を「おもてなし」あるいは「サービス」と位置づけた。【奇跡の職場 より引用】)
(おもてなし会社なら、制服もそれなりに、言葉に気をつけて、おもてなしの研修も・・・と発想がかわります。お掃除の会社には無い発想が生まれます)
(さて、我々SE、技術者はどうでしょうか。機械を動かす仕事、影の仕事、言われたことをやるのが仕事・・・なんて間違っても考えないで下さいね。20世紀のおわりから今世紀を通して、社会を豊かにするのは我々SE、技術者です。仕事を効率化する。これまでできなかったことが出来る。これまで、考えても見なかったことが出来る。経営者は勿論、リーダー、マネージャーは視点を上げて、自分の仕事を再考して下さい。テッセイのように仕事を再定義することで大きく変わります。これだけ社会、ITが変化しています。仕事の定義も変わるはずです。
仕事を再定義する。それはマネジメントです。ドラッカーは「我々の使命は何か」 「我々の事業は何か」と問いかけます。
そして、テッセイ同様ネガティブマインドこそが飛躍のエネルギーになるのです
【奇跡の職場 より引用=前略、みなさんがお掃除をしないと新幹線は動けないのです。中略。だから、みなさんはお掃除のおばちゃん、おじちゃんじゃない。世界最高の技術を誇るJR東日本の新幹線のメンテナンスを、清掃という面から支える技術者なんだ】
)
(NLPでは、リフレイミングといいます。特にアイデンティを変えるリフレームは強力です。なぜなら、下の図のようにアイデンティが変わると、それ以下すべてが変わるからです。
そして、テッセイに学べば残り6つのスイッチも必要になります)
さて、あなたのそしてあなたのチームの自己認識はいかがですか
2つ例をあげましょう。わざと極端にしています。
残り4.あたたかさ 厳しさ 公平さ
「公正な評価」
100 ー 1 = 0
以上です。
とても1時間のセミナー内容ではないとおもいます。
本をよんだからと言って理解できるとは思えません。
また、機会があれば矢部輝夫さんのお話を聞きにきたいと思います。
次回は、【奇跡の職場】からいくつかお伝えします。
ウィル株式会社
代表取締役 奥野智洋