未来を形づくる要因2 グローバル化の進展 2025年ワーク・シフト WORKSHIFT

未来を形づくる5つの要因WORKSHIFTより

働き方の未来を予測する

いま、起こりつつある変化 (ドラッカーではすでに起こった未来、でした)

前回はテクノロジーの進化でした。

 

そのテクノロジーの進化と平行して今回は

グローバル化の進展

市原市総合計画

市原市ホームページより

著者リンダ・グラットンはグローバル化の進展の要因を8つ挙げています。

その8つのうち、出版されて7年が経過した今日では「当たり前」とおもわれる要素が3つ。

そういうことなのか。とうなづく要素が5つあります。

今日では当たり前の要素

1.新興国の台頭

中国、インド、ブラジル。製造業と貿易。やはり人口でしょうか。

2.中国とインドの経済が目覚ましく成長した

まさにそのとおり。

3.新たな人材輩出大国が登場しつつある

インド、中国

特に、エンジニアと科学者の人材をこの2大国に求めるようになる。と予測しています。

頷けます。

今年も、就活がスタートしています。「親元をはなれたくな〜い」という日本人男性とは雲泥の差。そんな印象です。

そういうことなのか、うなづく要素

1.倹約型・イノベーションの道が開けた

これまでのイノベーションは先進国で起きた。

テクノロジーの進化、グローバル化の進展により途上国でコストをかけずにイノベーションが成し遂げられ、その成果が先進国に「輸出」されはじめている。

2.世界中で都市化が進行する

2010年〜今日までを振り返れば、まさにそのとおりだ。日本では、東京。あと大阪。その他は寂しい結果だ。

残念ながら、地方再生は難しい。

3.バブルの形成と崩壊が繰り返される

4.世界のさまざまな地域に貧困層が出現する

TED 路上生活者に仕事や安全を提供する実践的な方法

TED 路上生活者に仕事や安全を提供する実践的な方法

アルバカーキの市長であるリチャード・J・ベリーは「仕事をさせて」と書かれたボール紙を持った男性を道で見かけた時、彼の(その状態でボール紙を手にした人達の)訴えをかなえてやろうと決めました。(後略)

ダンボールに仕事がほしい。そんな人、日本で見たこと無い。

このアルバカーキは、一日の仕事を与え$9/日払い、自立させるそうだ。素晴らしい「考え方」です。

で。このアルバカーキはどこにあるの?

なんと、アメリカです。トランプ・タワーがあり、世界の金持ちがあつまり、世界一の兵器をもつ同じ国で、仕事がほしいと路上でダンボールにかかれたメッセージをもっている。

リンダ・グラットンがいうように「世界のさまざまな地域に貧困層が出現する」

国ではなく、地域なんですね。

予測とおりそうなっています。

ということは、日本もそうなる可能性が高いということでしょうか。

なぜなら、ふりかえりますよ。

都市化が進展している。東京と大阪に。ここに人間も物資も集中している。地方は過疎化している。地方で仕事はこれから増えますか?、減りますか?

「親のそばをはなれたくな〜い」という売り手市場もいつまで続くでしょうか。そんな人材いりませんよね。

グローバル化で、インド、中国、ブラジルからドンドン優秀な人材が輸出されています。

日本では、ベトナム、タイが加わります。

 

次回は「要因3:人口構成の変化と長寿化」です

これもすでに起こった未来のようですが、面白いですよ

次回もお楽しみに

ウィル株式会社

代表取締役 奥野智洋

コメントをどうぞこちらへ。