いま、起こりつつある変化 (ドラッカーではすでに起こった未来、でした)
前回はテクノロジーの進化でした。
そのテクノロジーの進化と平行して今回は
市原市ホームページより
著者リンダ・グラットンはグローバル化の進展の要因を8つ挙げています。
その8つのうち、出版されて7年が経過した今日では「当たり前」とおもわれる要素が3つ。
そういうことなのか。とうなづく要素が5つあります。
1.新興国の台頭
中国、インド、ブラジル。製造業と貿易。やはり人口でしょうか。
2.中国とインドの経済が目覚ましく成長した
まさにそのとおり。
3.新たな人材輩出大国が登場しつつある
インド、中国
特に、エンジニアと科学者の人材をこの2大国に求めるようになる。と予測しています。
頷けます。
今年も、就活がスタートしています。「親元をはなれたくな〜い」という日本人男性とは雲泥の差。そんな印象です。
1.倹約型・イノベーションの道が開けた
これまでのイノベーションは先進国で起きた。
テクノロジーの進化、グローバル化の進展により途上国でコストをかけずにイノベーションが成し遂げられ、その成果が先進国に「輸出」されはじめている。
2.世界中で都市化が進行する
2010年〜今日までを振り返れば、まさにそのとおりだ。日本では、東京。あと大阪。その他は寂しい結果だ。
残念ながら、地方再生は難しい。
3.バブルの形成と崩壊が繰り返される
4.世界のさまざまな地域に貧困層が出現する
TED 路上生活者に仕事や安全を提供する実践的な方法
TED 路上生活者に仕事や安全を提供する実践的な方法
アルバカーキの市長であるリチャード・J・ベリーは「仕事をさせて」と書かれたボール紙を持った男性を道で見かけた時、彼の(その状態でボール紙を手にした人達の)訴えをかなえてやろうと決めました。(後略)
ダンボールに仕事がほしい。そんな人、日本で見たこと無い。
このアルバカーキは、一日の仕事を与え$9/日払い、自立させるそうだ。素晴らしい「考え方」です。
で。このアルバカーキはどこにあるの?
なんと、アメリカです。トランプ・タワーがあり、世界の金持ちがあつまり、世界一の兵器をもつ同じ国で、仕事がほしいと路上でダンボールにかかれたメッセージをもっている。
リンダ・グラットンがいうように「世界のさまざまな地域に貧困層が出現する」
国ではなく、地域なんですね。
予測とおりそうなっています。
ということは、日本もそうなる可能性が高いということでしょうか。
なぜなら、ふりかえりますよ。
都市化が進展している。東京と大阪に。ここに人間も物資も集中している。地方は過疎化している。地方で仕事はこれから増えますか?、減りますか?
「親のそばをはなれたくな〜い」という売り手市場もいつまで続くでしょうか。そんな人材いりませんよね。
グローバル化で、インド、中国、ブラジルからドンドン優秀な人材が輸出されています。
日本では、ベトナム、タイが加わります。
これもすでに起こった未来のようですが、面白いですよ
ウィル株式会社
代表取締役 奥野智洋