多様な働き方改革の視点と生産性 高橋俊介先生

多様な働き方改革の視点と生産性 高橋俊介先生

本日、「多様な働き方改革の視点と生産性 高橋俊介先生」
の講演をきいてきました。

タイトルに有る「生産性」に着眼されているので、期待して受講しました。
内容は、期待以上でした。
歯切れよく、ポイントを絞った、得るもののある講演でした。

特に、サービス業、IT業界、の生産性についてお話が聞けたことが良かったです。

最初に

IT業界もメンタルに問題を持つ人が沢山いる。でてくる。
これは社会的な問題。

長時間労働がメンタル問題をおこしてるように言われるが、
長時間労働は結果。

メンタルに問題があるから、長時間労働となる。
もっというと、長時間労働に逃げてる。

ではなぜ、メンタルに陥るのか
・現在は仕事が高度化してる
・孤立している
・現在の仕事は「知恵」がポイント、一人でできない
🔴  リーダーシップの転換が必要
・メンタルを強くするのは「働きがい」「やりがい」
これを実感出来るマネジメントがいる

🔵  VSP の目的は「わくわく楽しい、業績の上がる組織づくり」
働き方改革につなげていきます。

また、「働きがい」にあわせて「エンゲージメント」を引き出す。と高橋先生は言われました。
「知恵」を引きだす
「エンゲージメント」を引き出す
どちらも、組織の一体感、対話により引出せる。(VSPでやっている)
と思った次第です。

結論
1.IT業界を含めサービス業界は特に、生産性が低い。IT業界の働き方改革は=生産性向上の改革
2.環境が変わっているのに、ビジネスモデルが旧態依然となっている
3.過剰品質
4.ソリューション型になっていないため、お客の言うとおりする。お客は言いたいことをいうだけなので効果は出ない。
5.伝承型OJTに過度に頼り、仕事の標準化視覚化をせずに、IT化するから、IT綺語の生産性が悪い、IT投資効率が悪い、標準業務はまず標準化、視覚化。

また次の新たな視点をきかせていただきました。

日本の客は褒めない。
社内も褒めない。
本来従業員がやりがいを感じるのは、お客に評価(褒められる)される時
日本のビジネスはクレーム対応のビジネス・プロセスはあるが、ポジティブフィードバックのプロセスは無い。
これを意図して創るべき。勿論社内でも。

生産性向上の鍵=マネージャー教育

・稼働率管理。出来る人に集中しないように・・・ちなみに15分単位といっていました(ちょっと驚きです)
・スキルと生産性の見える化で部下のスキルアップ
・理念と考え方を伝え育成支援する
・仕事の目的、背景を伝える
・マネージャー自ら早く帰り、多様な刺激(仕事だけでなく)を受けよ

という内容でした。
IT業界には貴重なアドバイスがいくつも有りました。

では、また。

ウィル株式会社

代表取締役 奥野智洋

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